2007年4月5日木曜日

地元企業による地元のための地元での活動?

横浜市が「地域貢献企業」を支援するという。
地域・社会に貢献する企業を「地域貢献企業」として認定、資金面や経営面など、さまざまな面から企業の支援を行うらしい。

「社会貢献」という言葉の「社会」とは何だろう。
地域社会や国際社会を連想する人など様々だろう。その範囲も、隣近所や町内、あるいは市町村全域、人によっては県全体や国全体、それを超えて世界全体を連想する人もいるでしょう。
個々の企業が行う社会貢献活動の範囲にどの程度の広がりがあるのかは、その企業の視野の広さを物語っているように思います。隣近所だけを考える企業から外国のことまで考える企業まで様々です。
企業の社会貢献を狭い地域に誘導し、視野を狭めてしまうような行政の活動は賞賛しにくい活動です。地元が潤えばそれで良いという地域エゴのようにも見えます。
自分だけ良ければそれで良いという企業エゴに対する反省からCSRは生まれたはずです。CSRが地元企業による地元のための地元での活動になってしまわないようにしたいものです。