2007年3月4日日曜日

消費者が支えるCSR

日本ビクターは、社会貢献活動として、1980年から「UEFAヨーロッパサッカー選手権」オフィシャルパートナーとして20年以上にわたって大会をサポート。1984年からJVCジャズフェスティバルを開催、1978年から東京ビデオフェスティバルを主催するなどの活動を行っています。住信のSRIファンドに組み入れられてもいます。

この日本ビクターが業績不振です。2006年度の決算は、資産売却で赤字を逃れるものの、本業は10億円の赤字の見込み。親会社の松下電器産業は、日本ビクターを売却する予定です。

社会貢献をやっていても、企業は存続できません。本業で、利益をあげることがサステイナビリティ確保の必須条件です。CSRでは会社を救えません。
CSRを金持ち企業の道楽にしてしまわないためには、消費者がCSRに感心をもつことが必須です。CSRでは会社を救えないが、CSRに取り組まないと物が売れないという状況にならないとCSRはコンプライアンス止まりになってしまいます。