2007年1月3日水曜日

格差社会で,儒教が復活

中国で儒教が見直されているそうだ。論語を読み,孔孟の教えを広める取り組みが行われているという。
中国共産党は,儒教は封建的だとして弾圧し,四書五経を捨てていた。その方針を180度変えて,儒教普及活動開始だそうだ。
中国経済の発展と国内での貧富の格差拡大,拝金主義的傾向の強まりに対応しての方向転換らしい。
「お金が無くても,礼節を重んじ,暴動を起こしてはいけません。」とか,「党の経済政策に不満があっても,共産党に忠節を尽くしなさい。」とか教えるのだろうか。

格差拡大や拝金主義の蔓延は,世界のほぼ全ての国の共通の課題。中国で儒教が役に立つなら,世界に儒教を広めると良いだろう。
「色即是空」と唱え,金も財産も空しいと唱える仏教も役にたつかも。
「お金持ちが天国に行くのは,ラクダが針の穴を通るより難しい」と言っているキリスト教も役立ちそう。

貧乏人が暴れると,政治家やお金持ちは,とても困るので,貧困層が腹をたてないよう,なだめておく必要がある。貧困層を静かにさせておくのに役に立つ「教え」としては,さて,どれが一番だろうか。

腹の足しにならない教義より,CSRとか,社会貢献,チャリティなどで,餌をまいて静かにさせる手もある。
この手口は,アメリカやヨーロッパが得意だ。静かで従順な貧困層を手に入れる手段としては,中国流と欧米流のどちらに優れているのだろうか。