中国もバイオ燃料
中国が,バイオ燃料生産に乗り出す。雲南省と四川省に4000ヘクタールの農場で燃料となる作物を生産し,年間60,000トンのバイオ燃料を今年から生産する計画だ。海南島と貴州省での生産も検討している。
中国の2005年のエネルギー消費は,石炭に換算して22.3億トン相当であった。内,1.7億トン相当(7.6%)は,輸入に依存している。中国政府は,風力,太陽光,バイオ燃料の開発を,2006年から第11次5カ年計画で推進中である。
中国の食料自給率は95%であり,食料輸入国である。その中国で,農業生産の一部が,バイオ燃料に振り向けられると,食料輸入がさらに増え,世界のどこかで食料不足が深刻化する可能性がある。
安い食料を,お金のある国が,燃料用に使ってしまうと,お金の無い人は飢えに直面する。食料を燃料にすることの功罪を真剣に考える必要がある。