2007年2月5日月曜日

中国にPCを捨てる

中国やインドの貧しい農村や大都市の郊外に、壊れたパソコンなどの電子ゴミがあふれていると人民日報が報じている。

ひらがなキーボードや、「通信工事課」「データ消去済」など、日本のシールが張られたパソコンもあったそうだ。

電子ゴミは、有害廃棄物を規制するバーゼル条約で輸入国の同意がないと,輸出できない。しかし、実際は「中古パソコン」「混合金属」などとして取引されている。
香港の闇業者が,税関とは裏で結びつき,中古品やくず鉄など別の品目で正規輸入手続きをし、税関に中身を調べられることもなく,中国本土に運ばれているそうだ。

PCの基盤などから銅を溶かしだして,売ると1キロ約820円で売れる。ゴミが集まる貴嶼村の月収は1千~1500元だが,ゴミ処理業なら従業員4,5人の零細企業でも月の売り上げが200万元(約3千万円)になることもあるという。電子ゴミ処理は破格のビジネスなのだそうだ。

しかし,パソコン部品に含まれる鉛や水銀、カドミウムなどの有害物質が大気中に飛散したり、分解の際に使った溶剤が垂れ流されたりして住民が健康を害してもいる。1歳から6歳までの子供165人のうち、135人が鉛中毒だったとう調査結果もある。貴嶼村のゴミ問題には,グリーンピースも注目している。

廃棄物の処理を業者任せにしておくと,自分の会社名が書かれたシールが,中国のゴミの山から見つかることになるかもしれない。「業者に任せた。その後は知らない。」とか「リサイクル資材として買ったほうの責任だ」というスタンスからは,社会的責任を果そうという積極的な気持ちは感じられない。
ゴミは最後まで確認するよう気をつけたい。