政府がCSRに責任転嫁
政府は,CSR促進意識を高めるための協議会を来年度に設立するそうだ。
CSRの普及で製品の欠陥による死亡事故の防止などにも効果があるとみているという。バロマやリンナイのガス湯沸かし器事故,不二家の不衛生食品,観光バス運転手の激務による事故などを,CSRでカバーしたいとの思いがあるのだろう。
確かに,企業がCSRを認識して責任ある企業活動を行えば防げる事故は多い。しかし,それを政府が推進することは,政府行政の手抜きに聞こえる。人の生死に関わるような事項は,法令でしっかり規制し監督して欲しい。
法令も無く,監督機関もなく,善意と良識に命を預けるような社会は不安でしょうがない。
国民生活審議会が5月にも協議会設置の方針を打ち出すらしいが,政府の社会的責任(GSR)は,企業の社会的責任(CSR)以上に重要だ。GSRを放棄し,CSRに責任を押しつけることにならないように願う