法的責任とCSR
日本に出稼ぎに来たブラジル人が,警察から逃れ,ブラジルに逃げるケースが増えているという。昨年は84人。これは,外国人労働者を低賃金で酷使している企業の責任でもある。
白人以外の外国人は差別される。貧しいとさらに差別は厳しい。月給3万円では,生活できず犯罪に手を染める。犯罪が増えると差別が助長される。法律で定められた最低賃金を下回る金額で外国人を酷使する企業の責任は大である。
大企業は,自ら手を汚してはいないだろうが,大企業からの値下げ圧力に応えるために下請け企業は超低賃金で従業員を雇わざるを得ない。その結果,外国人が低賃金で酷使される。
日本の大企業は,海外での児童労働にも無関心だ。中国に工場を持つ企業は多いが,工場建設現場で子供が働いているのを知っているのだろうか。子供に煉瓦を運ばせているのは,地元の建設会社なので,工事を発注した日本企業に法的責任は無い。
下請け会社が外国人を,違法に酷使しても元請けの企業に法的責任は無い。
しかし,法的責任範囲を超えて,社会的責任を果たそうというのが,CSRのはずだ。